アクティブ」CUP

      
      早くも迎えた NBC兵庫2003年レギュラーシリーズ最終第6戦「アクティブ」CUP

      最終戦は、もつれにもつれた年間優勝争いに注目が注がれた。

        前日プラクティスでは、非常にタフなコンディションと予想していたが 台風の影響もあり

      激釣れ状態と化した東条湖が選手達の1年を労うかのように釣れ過ぎる様相だった。

      そして スタート!! 上位を占める選手の殆どが上流へ向かい シャローを回遊するバス

      達の争奪戦になるかと思われた。しかし、台風が過ぎ去って好天になったコンディションが変化

      した東条湖は選手達を苦しめていた。

      このタフコンディションの中、圧倒的なウェイトで優勝を飾ったのは、近い将来NBC兵庫の

      トップに立つのは間違いのないクレバーアングラー 河副 誠 選手だった。

      これまで数々の入賞経験があったものの優勝へ一歩手が届かなかった河副選手は、

      前日プラクティスでもキッカーフィッシュ級のバスを捕らえており、この日も冴えるフィッシングセンスを

      巧みに操り、キロオーバーのキッカーを手にしての優勝だった。

      2位つけたのが 微かながら年間優勝の可能性の残っていた アクティブプロスタッフの

      佐々木喜代文選手だった。年間優勝を成し遂げるにはお立ち台が最低という厳しい条件の中

      得意のランアンドガンニングで全湖を回り、誰もが狙うが獲ることの出来ない回遊のバスを

      サイトフィッシングで獲り 猛ラッシュを掛けたが 後一歩及ばす年間総合も2位に終わった。

      そして年間争いの行方は、

      第5戦を終わって15ポイント差に3名の選手がひしめき合う過去に例のない激戦になり

      インターバルが20日と短く迎える最終戦へ上位選手達の戦略が激しく交差していた。
  

      この時点で年間総合第1位につけている 松村真樹プロは最上流で勝負を

      掛けたが 時折、サイトで確認できるもののバイトへ持ち込める魚はおらず、徐々に

      焦りの表情が濃くなっていた。同じく上流部だが得意の鷲の巣窟のS字カーブで堅い試合

      運びを計算していた トップと5ポイント差の木梨大舟プロもプレッシャーからか本来の釣りが

      出来ず時間だけが刻々と過ぎていった。

      上位陣の中唯一、本湖勝負に出たのは暫定3位につけていた大谷孝治選手だった。

      ライトリグの粘りのスタイルを身上とする大谷選手は、タフなコンディションに悩まされる多くの

      選手を尻目に 小さいながらも早々に2本をキャッチし正午前を向かえ 最後に集中力と

      己を信じる忍耐力でリミットメイクを達成し、NBC兵庫2003年シリーズ唯一の全戦ウェイインを

      達成するとともに、初のチャプター・オブ・ザ・イヤーの栄冠を獲得した。

      シリーズが終わってみると、年間トップ10のうち 1位・2位を含め5名もの選手が

      昨年より東条湖で開催されている「ウィンターリーグ」へ参戦している。真冬の誰もが嫌がる時期に

      来る春への栄光への準備をしていた努力の成果が見事に花開いたNBC兵庫2003シリーズだった。

      

第1戦 STORY RESULT 上位入賞パターン PHOTO
第2戦 STORY RESULT 上位入賞パターン PHOTO
第3戦 STORY RESULT 上位入賞パターン PHOTO
第4戦 STORY RESULT 上位入賞パターン PHOTO
第5戦 STORY RESULT 上位入賞パターン PHOTO
第6戦 STORY RESULT 上位入賞パターン PHOTO
チャンピオンシップ RESULT 上位入賞パターン PHOTO
スケジュール 年間総合順位(暫定) 年間入賞者インタビュー
第6戦 STORY
NBC兵庫年間優勝は、ニュージェネレーションでもなく
ビッグバスハンターでもなく スーパーサイトマンでもなかった!!
豊富な練習量と我慢と忍耐の結果生まれた”確実性”という
努力のファイターだった!