2003年5月25日(日) NBCチャプター兵庫第3戦「ティファ」CUPが開催された
NBCチャプター兵庫の2003年シリーズも前半戦の折り返し点に差し掛かった
今年のシリーズを占なう第3戦になると思われた。
前日の24日にはプラクティスに入る選手も今年一番の人数になり、前日より東条湖は賑わい
を見せていた。各選手は戦略組立を迷わせるアフタースポーニングと終盤のスポーニングバスが
混在するレイク状況に苦しんでいた。
そして当日を迎えた大半の選手が戦略を絞り込めない状況だったが、その不安に拍車を掛ける
強風が時折吹くコンディションの中スタートした。
スタート後、一気に上流部へ向かう選手は2割程度でほとんどの選手は中流域から本湖エリアで勝負に出た。
前戦入賞の谷口政弘プロは、得意のボートを流しながらのスピナーベイトで20分程度で
リミットメイクを達成する得意の戦略を成功させ、他の選手へのプレッシャーを掛けた。
そして上流部へ向かった選手は、第1インレット周辺のシャローエリアで手堅くファーストキャッチを
手にしていた。
スタート2時間経過の午前9時半過ぎには多くの選手が1〜2本を手にしていて混戦を予想させる好釣果の
結果が聞こえたがバスのサイズは伸び悩み300g前後中心の状態で
いかにキッカーフィッシュを手にするかが上位入賞の条件になった。
そして優勝を飾ったのは、先月の第2戦得意のサイトパターンの試合で惜敗を喫した
東条湖ウィンターの覇者 佐々木喜代文JBマスターズプロだった。
第2戦終了後、不退転の決意でプラクティスを重ね、柔軟性のある戦略で状況変化に対応させた結果が
自身NBC通産2勝目の原動力になった。
ウェイイン率も今年最高の7割に達し 好調東条湖が本格シーズン突入前に激釣の予感を魅せた。
「ティファ」CUP