今年で9回目となる東条湖バスフィッシングの祭典「東条湖オープントーナメント2008」が11月16日(日)に開催された。
今年は地元加東市の「加東市物産フェア2008」の一環イベントとして開催され表彰式は盛大に行われることとなった。
東条湖の状況は最近の10年間のワカサギなどの定期放流によりベイトフィッシュの増加とバスの大型化により東条湖で
開催されるトーナメントではビックウェイトが連続していた。
しかし、今年の秋はレイクコンディションが例年とは違っていた。例年ならこの時期の東条湖は夏からの減水状態が
回復気味にはなるものの満水にはほど遠い状況で、ショアラインに特に変化のないリザーバーの地形だが
減水が功を成し釣りやすい状態になっているはずだが、初秋の大雨の影響で一気に増水し水位は満水状態になり
非常に難しいレイクへと舞い戻っていた。そして朝から降りしきる冷たい秋雨の中、
ウィンター2002−2003年間王者・OPEN2004覇者「佐々木喜代文」、
OPEN2005覇者「大原永益」、
ウィンター2007−2008年間王者「枝常義弘」
を初めとする東条湖トーナメントの歴史に名を残す強者達が9代目の「OPEN覇者」を目指し40名の強者が集まった。
スタート直後は、上流へ進む選手が多くこの時期メインの本湖へポジションをとる選手は少なかった。
朝から選手たちのテンションを下げる秋雨もスタート直後から上がり集中力は上がっていった。
しかし時間経過とともに選手たちの表情は焦りの色が濃く見え始めた。
そして帰着、続々と選手たちが帰ってくる一様に表情は固くコンディションの厳しさを物語っていた。
上位入賞の可能性のある選手は今年から恒例のウェイインショーはトレーラーウェイイン形式を採用した為に検量は後回しとなった。
14:00トレーラーウェイインが始まった!このトレーラーウェインは運営スタッフの考案によりここ最近の参加者減少が続くバストーナメントを少しでも盛り上げようと大きなプロトーナメントの様に選手の記憶に残るステージを作ろうと採用された。
ショー司会: 松村真樹・山本栄二
始まって2番目に出てきたのが 今年初参加の中村克仁選手スタート前に少し緊張していたが司会者とも絶妙のトークでライブウェルからはキロをゆうに超えるビックバスを高らかに上げた。
そして最後のウェイイン者は東条湖のトーナメントには常連の選手だがひとつタイトルには恵まれない試合巧者でもある岡正健選手、岡選手もキロ近いビックバスを持ち込んだ。
ウェイインショーへ出る選手は一様に照れくさそうだったが自分の出番が終わると「あ〜!、これはええは!」と照れの中にも良かったとの声が出る選手が多かったのは企画した実行委員からも笑みがこぼれた。結果ウェインは10名と過去に例のないタフな東条湖OPENとなった。
そして表彰式、会場を「加東市物産フェア」のメインステージへ移動し表彰式が始まった。表彰式の司会はチームベストランの福永治が務め、
開始前に緊張気味の総合司会の福永治
プレゼンターには物産フェア実行委員会副委員長・土肥芳郎様にお願いした。
そして一般の観光客の皆様も含めギャラリーが注目する中始まった。
第5位には昨年のOPEN2007準優勝の竹林慎一郎選手がサーフィンワンド周辺をダウンショットのドラッキングで粘りで、
第4位にはOPEN2005準優勝の西平守良選手は終了間際に本湖第4ワンドでメタルワサビーのバーチカルジギング、
第3位にはOPEN2002準優勝の谷口政弘選手も同じく終了間際に本湖第4ワンドでリトルマックスでのピンスポット狙い、
そして準優勝には830gをキラーBのクランキングでキャッチした岡正健がそれぞれ入賞を果たした。
そして2008年の「OPEN覇者」には終了時間少し前に上流から降りてきて渓谷東側サイドの不動岩の入水(通称:もりの滝)で表層をウロウロしているビックバスを発見しライトラバージグで口を使わせ1,270gのビックバスをキャッチした中村克仁選手が初の栄冠を決めた。
各入賞者には協賛スポンサー様からの副賞と加東市物産フェア実行委員会からの地元特産の「山の芋」も贈られた。
恒例!清掃会へのご協力有難うございました。
恒例!おたのしみ大抽選会!
多くの豪華協賛賞品やお米やビールなどを参加者全員で争奪戦!
最後に、2000年に私たちチームベストランが独自で行っていたクラブカップ(第1回兵庫県鴨池)をもっと多くのアングラーと
同感し楽しもうと企画された「東条湖オープントーナメント」も今年で9年目を迎えることができた、
これも一重に私たちのような小規模の釣りクラブを長きに渡って応援して頂いている東条湖観光(株)様をはじめとする
地元企業の皆様、そして9年間も強力なご協賛を頂いている協賛企業の皆様、
無名クラブの頃からメインメディアとして掲載しつづけていただいている名光通信社・ルアーニュース編集部の皆様、
そして何よりバスフィッシングが大好きで集まってくださる参加選手の皆様の温かいご支援がなかったら出来ないことです。
本当に感謝の一言です。
そして来年ひとつの節目と私たちの目標でもあった
「チームベストランクラブ創設15周年」・「東条湖オープントーナメント10周年記念大会」
を迎えるまでになりました。
バスフィッシングのブームの終焉や趣向人口の激減などの取り巻く環境の厳しさや
チームベストランクラブメンバーの増減など幾多の山谷を乗り越えてきましたが来年の10年目を無事に
迎えられるようにこれからも
私たち「チームベストラン」は創設以来の変わらぬ想い「小さな活動大きな志」
のクラブ憲章を胸に活動を続けてまいります。
これからも何卒ご支援賜りますようお願い申し上げます。