チームベストランクラブカップツアートレイルトーナメントも8年目を迎え累積戦数27戦目を迎えた。

今年の開幕はホームレイク兵庫県東条湖。

昨年夏以降の鵜の襲来などの影響で不調続きの東条湖であるが数は出ないもののサイズは

近年稀な大型がキャッチされている。

しかし、アフタースポーニングの時期である6月は非常に難しい状況が予想された

前日も豪雨と雨でプラクティスに入れない状況で参加選手14名全員が同条件でのスタートなった。

バックウォーターから上流域は前々日からの雨で濁りが入り攻略は難しい状況だったが中流域から少しづつ

濁りの影響は少なく、本湖に至っては場所によっては超クリアの状況であった。

そして、雨の影響でこれからの定番エリアの中流域「導水路」からの吐水がはじまっており、

ビックフィッシュの期待も見えた。

帰着時間の13:30になると選手達が戻ってきた。そして厳しそうな表情を浮かべながらも、

それぞれの開幕を終えた。

上位につけたのは、第5位入賞は昨年のNBCチャプター兵庫年間チャンプの山下広大選手 

上流から順に攻略しビックフィッシュを逃すミスがあったが3本 550gを持込んだ。

第4位にはベテラン 山本栄二選手 日差しがきつくなる時間帯を狙いシェードにひそむバスを

マドネスセブンのトップワーミングで580gを搾り出した。

第3位には前年度の同大会でもビックフィッシュ賞を獲得し3位入賞を果たしている村下泰健選手、

村下選手はメインパターンを持たずに導水路の吐水があるとの情報で一目散に同エリアに向かい、

イマカツ デビルリッパージンガーのリッピングで早々に1本1225gのキロアップを仕留めた。

準優勝は4月に東条湖で開催されたJBマスターズW開幕戦で優勝を飾った松村真樹選手 

松村選手は朝一からランガンで攻めに入っていたが中々キャッチできずに苦戦したが

浮き気味になっているバスの状態を冷静に判断しアプローチ法を工夫し 上流部S字周辺の岩盤に浮いていた

バスをスワンプクローラーミニのネコリグで本湖サーフィンワンド奥に浮いていたバスをマドネスセブンの

ネコリグで獲りキロ超えにウェイトを伸ばしたが一歩及ばなかった。

そして、開幕戦を名だたる試合巧者達を交わし優勝を決めたのは、弱冠20歳の吉冨宏昭選手だった。

吉冨選手は本シリーズ参戦3年目にして悲願の初優勝を決めた。

本湖メインのパターンを組立て シェードそしてクリアウォーターエリアに浮いているバスをサイトでの攻略の

両方を駆使し本湖をランガンしつづけ3本を獲った。

今大会優勝の吉富選手は弱冠20歳 これまでの優勝者の平均年齢が33歳から考えると

世代交代の波がチームベストランにも創設12年目にして訪れているようにも見え、

そして若手選手の台頭が今後のベテラン選手との名勝負を魅せてくれることを予感させた。

第2戦は岡山県吉井川にて7月29日(日)開催される。


(文・解説)

チームベストラン
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写真撮影担当  安藤賢二
総括担当     松村真樹
サポート      三谷 聡

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