写真提供 : NBCチャプター兵庫


SHOJIRO MIYOSHI
三好正二郎 SHOJIRO MIYOSHI
オールエリアに対応!  3年目にしてようやく見えてきた  トーナメントレイク東条湖  次なる攻略はビックワン!そして頂上へ!

連日の猛暑のニュースが聞こえる中、

8月19日に開催された兵庫チャプター第5戦に参加してきましたのでその模様をレポートさせていただきます。

今回は釣果にも恵まれて第3位に入賞することができました。

今年の兵庫チャプターの中ではハイウェイトな大会となり、1000gを持ち帰ってようやくシングル入賞という

難しい状況でしたが、大会としては楽しめた面白い大会でした。

数日前に琵琶湖へ釣行しており、今夏最高気温を記録する中での釣りだったので炎天下はかなり

懲りていたのですが、そこは釣り人の性でプラクティスから入ってしまいました。

プラクティスの感触では、夏の大場所である中流域の導水管に爆発力がなさそうなことと、

中流〜上流のシェイドとなる岩盤エリアではキーパーとなる25cmそこそこの魚が数釣れることを確信しました。

サイズを問わなければキーパーは揃うのでは?という期待はありましたが、陽が高くなり始めると極端に

バイトが遠くなることから朝いちでどれだけ釣れるかが勝負となると感じました。

       

迎えた大会当日、スタート順が良ければイチかバチかで導水管に入ってみようと思っていたのですが、

残念ながらかなり後ろからのスタートとなりました。

                  

あまりの順番の悪さに本湖のディープレンジのチェックも考えましたが、プラでつかんだ感触を確かめに

行こうと上流へバウを向けました。

ワラワラと導水管へ入っていく先行船団を見ながら、私は更に上流へ。意外と上流組は少なく、

S字下流側の小さなインレット(前日のキーパー場)へすんなり入れました。

しかし、昨日とうって変わって全くバイトもありません。昨日はその気になれば10匹以上はキーパーが

釣れていたポイントでブルーギルのバイトもありません。あまりの変わりっぷりに困惑しましたが、

ネバるとハマる予感がしたので早々に見切って少し上流のトサカ岬へ移動することに。

ここも前日プラでは小バスがそこそこ釣れたのですが、昨日ほどの魚ッ気がありません。

岬の先端に顔を出している馬の背に“東レ・スーパーハード・ドリフトモデル3.5lb”+“Od'z ウィードショット#8”を

セットした“MADNESS 3インチマザーワーム・オイカワカラー”ーのネコリグ(アクティブMSトーナメント1/64oz)を

投入すると、着水と同時にバイト!はじめはあまり引かなかったのですが、ボートに寄せて来ると激しい抵抗。

少々手こずりながらランディングしたのは1キロ弱のナイスキーパーでした。

魚はいると思い1時間ほど粘ったのですが、釣れてくるのはノンキーばかりで釣りのテンポが悪くなってきた

ので本湖のディープをやってみようと下流向けて移動。途中の導水管上流のガレ場で小規模な船団を発見。

夏から秋にかけては実績のあるディープポイントなので釣れていてもおかしくはないと思いつつ、

そのポイントで釣れるならと思って対岸のディープレンジをチェックすることにしました。

      

そこは1箇所が台地状になったフラットエリアで、ベイトがからめばバスも集まるポイントです。

魚探を見ると、良い感じでベイトの反応が出ていたので“東レ・スーパーハード・アップグレード3lb”

+“Od'z マス針#8”の“Madness 3インチマザーワーム・ギルカラー”ダウンショットリグ(アクティブDS

トーナメント4.5g)でドラッギング気味に流して行くと、台地の端辺りにさしかかった時にコッ!という

小さなバイト!7mラインと少々深いのでしっかりフッキングしてから引き上げてきた魚は500gほどでした。

非常にショートバイトで、フックが唇の端の薄皮をすくってフッキングしているという状態でした。

触れただけでフッキングするのはこれまでの釣りでも実証済みだったのですが、

実戦でも結果が出てくれました。

釣れ方としては狙い通りだったのですが、後が続きません。長居は禁物と思い本湖目指して移動しました。

本湖に入り口に位置する句碑岬というポイントに差し掛かった時に、何となく気になって

“東レ・スーパーハード・ドリフトモデル3.5lb”+“ウィードショット#6”を“MADNESS 3インチマザーワーム・

オイカワカラー”のネコリグ(アクティブMSトーナメント1/16oz)をキャスト。1投目にバイトらしき感じがあった

ので再キャストすると待望のバイト。今度は今までにない強烈な引きです。

ラインが出されっ放しの状態が続き、20m近い水深のポイントではありましたが、

立木や岩に擦られてはたまらないと思ってリールのスプールを手で軽く押さえた瞬間にラインブレイク

してしまいました・・・痛恨のミス。

既に1キロ以上のウェイトを持っていただけに、目の前が真っ暗になりましたが、折れそうな心情をこらえて

“まだ同じくらいのバスが居るかも知れない”と自分に言い聞かせてキャストを繰り返しました。

南風がかなり強くなって来始めていたので、少しウィンディサイドにポイントを変えた1キャスト目にバイト。

リグは同じ。今度は絶対に捕るぞ!と気合いを入れましたが、これまた強烈な引き。先ほどのラインブレイク

が頭をよぎります。エレキで少しずつ沖へ誘導しつつの格闘ですが、ここは沖側にも大きな岩の張り出し

があるのを知っているだけに生きた心地がしませんでした。ゆっくりとやり取りを続けて何とか魚を浮かせ

られたので、最後は躊躇せずに一気にランディング。無事にネットインした魚体は当然のキロアップでした。

その後は、移動の目標点であった本湖のディープをチェックしに行きましたが、上手くベイトを探すことが

できずにいたずらに時間が過ぎて行きます。このままのウェイトでは勝てないと思いながらライブウェルを

チェックすると、暑さに耐えきれなかったのか500gのバスが横を向いています。

エアーではないことは判っていたので酸素スプレー等でケアしたのですが回復の兆しが見られないので

諦めてリリース。あり得ない・・・

気を取り直して何とかリミットメイクをと思い川筋をランガンして釣り上がっていきました。

最後の望みの綱であった導水管で“東レ・スーパーハード・アップグレード8lb”のジャーキーJを試すも

魚には会えず。対岸のディープフラットへ移動して“東レ・スーパーハード・アップグレード3lb”

+“Od'z マス針#8”の“Madness 3インチマザーワーム・ギルカラー”ダウンショットリグ(アクティブDS

トーナメント4.5g)を投入した数投目に待望のバイト。サイズは期待できない引きでしたが、

キーパーがあることを祈ってランディング。感覚的にキーパーありそうなサイズ。図ってみると25cmちょっと。

何とかリミットメイク復活です。何とかこの魚を入れ替たいと思ったのですが、

時間的余裕はなくそのままで帰着となりました。

                 

予想ウェイトは2,000gあるか無いかと言ったところ。2,000gは超えていて欲しいと祈る気持ちで

ウェイインした結果、2,140gありました。そして順位は冒頭の通りで3位獲得。

      

少し残念な気持ちはありましたが、逆に1kg超の魚やそれに近い魚を無事にキャッチできたお陰で

入賞できたことを思うと強靭な東レのラインや確実にフッキングに持ち込めるOd'zのフックに感謝です。

天候面でも消耗戦となった大会でしたが、結果も出て楽しい釣りをすることができました。

次戦もお立ち台の更に高いところ目指して頑張ります。

                

JB Masters west NO.4