春真っ盛りのマザーレイク・東条湖にてJBマスターズウエスタンリーグ開幕戦が開催!
127名のアングラーに2日間(プラクティスから数えると3日間)攻められたフィールドは決して簡単に釣れる状況ではありませんでしたが、ホームレイクの意地と気合いで貴重なバスを手にすることができましたので、その模様をレポートします。

金曜日のプラクティスの段階ではネストを中心とした見えバスがかなりいることを確認しつつ、大会当日は取り合いになるであろうと思い、シャローに入りたがっている魚を探して全湖をまわりました。スポーニングエリアの周辺で魚が止まると思われるエリアをチェックしたのですが、試合で爆発してくれそうな美味しいエリアは見つけられずプラクティスを終了。上流の方がかなり水温が安定して高い状況を踏まえて、フライト順が良ければ上流に入り、見える魚を中心に戦うことを決めました。

そして大会当日。残念なことにせっかくの上位フライトながらじゃんけんの結果、セカンドフライト!非常に残念!!参加者の真ん中くらいでスタートすることになりました。ハイパワーエレキ仕様なので、思い切って上流めがけてスタートしたまでは良かったのですがしばらく走ったところで突然のエレキトラブル!リアのエレキが動かなくなってしまいました。
泣く泣く中流域から釣りを開始。岬がからむ岩盤エリアを「"ソラローム"スーパーハードドリフトモデル(フロロ) 3lb」に自作スモラバ+マドネス・マザーワーム3インチでチェックするも手応えなし。釣りをしながら釣り上がって行ったのですが、さすがに人が多い!釣りたいポイントに入るどころか、釣りをする場所を見つけるのすら困難な状態・・・空いている場所を探しては釣って行きましたが釣れる気がしません。自分に釣れる魚の気配はゼロムード。
みんながライトリグをしているので、リアクション狙いで東レ「"ソラローム"スーパーハードアップグレード(フロロ) 8lb」にマドネス・マザーワーム4インチのヘビダン(アクティブRSトーナメント・3/8ozシンカー)で少し深い場所をチェックしたのですがこちらも手応えなし。

そうこうしている内に、松村プロと遭遇。雰囲気から喜びと気合いが溢れており、怪しい感じ!聞くとグッドサイズのバスをゲットしているとのこと。「さすがやぁ」と思いながらも、負けてはいられない。気持ちを切り替えるために本湖をチェックしに戻りました。
本湖の主要なポイントをチェックしてまわりますが、ネストの魚以外は魚が見えず、シャローでほとんどバスを見つけることができませんでした。
風も強くなってきたので、再度上流へ入り、プレッシャーが下がった状態でのワンバイトを狙ったのですが事件が起こることはなく初日を終えてしまいました。痛恨の初日ノーフィッシュ。。。松村プロは、なんと初日2位の成績。恐るべし東条湖の帝王。

ホームレイクでのショックな初日ノーフィッシュ。一番やってはいけないと思っていただけにショックは相当なもので、2日目の作戦に散々悩みましたが、2日目の天気予報は雨になっていたことから、雨の影響でプレッシャーが下がりシャローへさしてくるビッグバスを上流で狙うことを決めました。
2日目のスタート順もほぼ真ん中。エレキが故障しないよう祈る思いで最上流を目指しました。抜きに抜いて、何とか2番目くらいでイマカツフラットに入ることができ、入ると決めていたポイントへ直行。数名の方とバッティングしたのですが、気持ちよエリアをシェアさせていただき釣りを開始しました。
バスにかかっているプレッシャーは相当なものであることは間違いないので、「"ソラローム"スーパーハードドリフトモデル(フロロ) 3lb」に3インチストレートワームのジグヘッドワッキーで“丁寧に”を意識して釣りをするも風が全くないベタ凪状態で魚の気配なし。あきらめずにねばっていると、待望の風が!すかさず「"ソラローム"スーパーハードドリフトモデル(フロロ) 3lb」にマドネス・マザーワーム3インチを風に乗せてロングキャストすると“コッ”と待望のバイトが。すかさずフッキングすると強烈な引き。これはデカい!何度も何度も突っ込まれ、全然姿が見えるところまで上がってきません。ライトラインですが、無理をせずラインを信じて慎重にやり取りをした結果、何とかランディングに成功。震える手で改めて魚を見ると、これはデカい。スーパーキッカーフィッシュに興奮しながら時合いを逃さないようにすぐに釣りを再開。
すると10分もしないうちにまたもヒット。これは完全に波に乗ったと喜んだのも束の間。手前まで寄せてきたところでジャンプ一発!痛恨のバラし!!短時間にヒットが続いたことからリカバリーできるだろうと思い同じポイントでねばりましたが沈黙の時間が続きます。貴重な魚をバラした自分を責めながら最後まで諦めずに釣り続けましたが、その後事件は起きることなくストップフィッシング。

帰着してみると予想通りあまり釣れていない様子。そして魚を取り出してみると、こちらは予想を上回るビッグフィッシュ。釣った時は大きいと言いつつ計って見るとそれほどでもないことが多いので、1,500gあればいいかと思っていたのですが、なんと1,865gもありました。2日目の単日2位の成績。初日にノーフィッシュが悔やまれましたが、お陰さまで何とか総合成績で13位に入賞することができました。まさか入賞できるとは思っていなかったので喜びもひひとしお。ポイントをシェアさせて頂いたコンペティターに感謝。
そんな状況で更に嬉しい出来事が。なんと初日2位の松村プロが2日目も粘り強くバスを持って帰ってきたことにより見事優勝!!身近な人がマスターズ戦で優勝するとは!!非現実的な話しが現実(リアル)になった瞬間でした。こちらも喜びはひとしお!!しかし、次こそは・・・

SHOJIRO MIYOSHI
SHOJIRO MIYOSHI
1st round  「SUNLINE CUP」 LAKE TOJOKO
MASTERS WESTERN LEAGUE
Professional Tournament Series