JB ASAHIKAWA_DAM 
2006 CHAMPION

祝!JB旭川シリーズ年間総合優勝
JB旭川第3戦(東条湖)4位入賞
10月15日に行われました『JB旭川ダム 第3戦 カツイチ CUP』
は、旭川ダムが減水のため急遽東条湖へ会場変更になった試合でした。
ホームレイクでの試合となり、非常にプレッシャーを感じていました。
前週にプラクティスに入り、全湖の様子を見てまわったところ、本湖ディープでのパターンに手ごたえを感じました。
東条湖で8日に行われたトーナメントでは、かなりの釣果が報告されていましたので、非常に期待の持てるものでした。
 
前日プラを行ったところ、前週と全く状況は変わっていました。魚の気配すら感じることができませんでした。
ターンオーバーが始まり、水質が非常に悪くなっていました。ディープの状況も悪く水深10m付近でギルのあたりが数回あったのみでした。
 
トーナメント当日は、フライトが今年初めて良かったので、本湖のサーフィンワンドに向かいました。
先行者が1名いたものの、十分釣りをするエリアは有りました。
試合前から「釣れなくても10時にはエリアに見切りをつけよう」
と決めていましたので、非常にテンポ良く集中して釣りを進めていました。
予想通り10時になっても魚を獲ることができず、いつも気に入っている中流域ガレ場へ移動しました。
この場所は、「とにかく1本」の熟知できている所です。ところが、ピンポイントでの8mでギルのあたりがあるのみで2時間を費やしてしまいました。

12時を過ぎて本湖に引き返し、水天宮の岬で粘りましたが、時折の強風に悩まされて全く釣りに集中できませんでした。
1時前、最後の移動をしようと思いサーフィンワンドを見ると船団ができていたため、メインエリアをあきらめ池跡ワンドへ向かいました。
ここも船団ができていましたが、他選手に迷惑がかからない程度の距離をとって少し離れたところで釣りを始めました。
14mから1mづつレンジを上げて丁寧に探っていきました。
1時10分をすぎて、10mラインを探っていた時にドラマが起きました。

最初、ビニール袋か何かのゴミを引っ掛けたような感触で、ロッドに重みを感じました。全く生命感が感じられないので、残り時間も考え、水中ではずそうと試みました。
「クンッ・・・」と、かすかに動いたような気がしました。「まさかなぁ〜」と思いながら巻き取り始めると、急にラインが走り、ドラグな鳴りました。いたずらで物陰から「ワッ」と人にびっくりさせられたような感じでした。
水面付近で。ジャンプを1度されましたが、無事ランディングにも成功し、持っていた秤では、1200gのキッカーをキャッチできました。
ライブウェルに水をいれ、魚を見ると横を向き始めました。ディープでの魚だったので、慎重にエア抜きをすると一発で決まり、魚へのダメージも最小限に抑えられました。

1時40分頃、魚の状態も心配だったので早めの帰着を済ませ、検量に向かうことにしました。
過去にペナルティーを受けた事もあるので、「サングラスよしっ。ライジャケよしっ。エアポンプよしっ。」と確実にチェックを行い、検量を行うと1275gの大物1本でした。
 
本大会では、4位と自己ベストの結果を得る事ができました。
初めての表彰台は、緊張で真っ白になってしまいました。
表彰台の上で、ずっと入賞盾を見つめていた事だけは憶えています。
 
今回の表彰式も終わり、年間成績の発表に会場は進んでいました。前戦終了時に暫定7位だったので、全く他人事でした。それよりも初のお立ち台の感慨にふけっていました。

遠くで年間優勝者発表が聞こえました。
「ゼッケン19番。徳田雅一選手」のコールがあった時、
「えっ?えっっ??俺〜〜!!!!!」と、
頭の中はトンでしまいました。

全くの予想外だったので、どんな顔をして、何をしていいのかもわかりません。表彰台も、どこから上ればいいのかもわかりませんでした。
表彰台の天辺でインタビューをされている時も、パニックでした。
年間優勝者は、来年トップ50への参加権利が与えられています。
十分に考えてから、お返事をさせていただこうと思います。
 
 
今年の主要なトーナメントはこれでほぼ終了いたしました。
シーズンの最後に、最高の終わり方ができました。
これも、日頃から応援してくださっている皆様のおかげです。
ありがとうございました。
来年も、トーナメントに参加して行きます。これからも良い結果が残せるよう、より一層努力します。
本当にありがとうございました。
想定外の結果 トーナメントマジックに感謝!

そして、2006年最後に微笑んでくれた東条湖の女神